阪神淡路大震災を振り返って。。。①
2022年01月18日

昨日、テレビでずっと 27年前の、
阪神淡路大震災の映像を 流していました。
それを ずっと見ていて、よこまりは、
「 どうして こんなに 人が苦しんでいる 映像を見て、
どうして 感動するのだろう。。。
この映像を見て、泣いている人もいっぱいいるのに。。。 」 と 想って
不思議だったけど、よく 考えれば、当り前です。
ひだまりは 視力が悪いのに、裸眼で 見てたんですが、
あんなに 必死で、無心に、人を助けよう、、、と、
頑張っている 愛情のこもった 映像なのです。
だから 27年経った 今、清々しい気持ちになって
あの頃の 苦しさの 何かが 吹っ切れた 気がしました。
今 想えば、27年前の よこまりは、21才で、
松下電器で 貿易事務の仕事をしていて 入社3年目でした。
この陽、よこまりの自宅は、大阪で、
ものすごく揺れて、ものすごく 怖かったのだけど、
被害はありませんでした。
もう、大阪でも、もう どれだけ 怖いんだろう、、と思って、
今 振り返っても、あの揺れ方の 怖さは、ぞっとします。
被害がなかったのに、それでも 怖かったのです。
そして その日、たまたま いつも乗っている、
私鉄が 大阪市内まで、運行していたので、大阪市まで行き、
地下鉄は 歩いて、心斎橋の会社に 定時に到着しました。
100人ぐらいいる フロアーだったけど、
5,6人ぐらいしか 来てなかった。
時間が経つにつれ、少しずつ 出社して来て、
上司に、 「 取引先を 挨拶して まわるからついて来て 」 と言われ、
上司と 大阪市内の色んな 取引先を 歩いて廻りました。
よこまりは、取引先に、必死になって 頭を下げました。
そしたら
「 そんなに頭を下げんでも ねえちゃんが 悪いんじゃないし、、、」 と言われ、
それで、「 私が悪いんじゃないのは 分かっているんです。
でも、私は お願いして回る立場なので、頭を下げているんです。
どうか 松下をよろしくお願いします。 」 と言ったと 想います。
それから 外に出て 上司に、笑いながら、
「 係長、仕事と言うのは、自分が悪くなくても、
頭を下げ続けることの 連続なんですよ 」 と言いました。
「 ビルに入る前に、コートを 脱ぐんですよ 」 と 言って、笑ってました。
それから、会社に戻り、上司に
「 いとうさん、今すぐ 何やったらいい? 」 って言われ、
「 船会社 救って下さい。 松下は貿易に頼っているんです。
船会社がつぶれたら、松下はぜんぶ 倒産です。
船会社を 救うために、何をしたらいのか 基準に行動してください 」
そして、 「 どこの会社も 倒産させたら ダメなんです!!
どこかの 会社が倒産したら、松下に 全部 関わって来ます。
松下が 倒産しない為にも、 一社たりとも、 倒産させたら ダメなんです! 」
と 大声で 叫びました。
Posted by ひだまり 陽子 at 09:39│Comments(0)
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